臨床心理学科では小豆島の移住者の心理的支援について調査及び遠隔による支援の実証研究を行っています。
まず、移住理由や移住前後の生活のご状況と、地域とのつながりの程度や幸福感の程度などメンタルヘルスに関わる内容についてアンケート調査およびインタビュー調査を行い、多くの移住者の皆様にご協力いただきました。
学生との打ち合わせ風景
現在、「まるでその場にいるかのような臨場感」がある「窓」という遠隔ツールをもちいて、遠隔のカウンセリングによる心理的支援を検証しています。
具体的には、小豆島と香川大学医学部を「窓」で結び、「どうして移住されたのか、どのようなことで困ったのか、どのような支援によって救われたのか」などについて、5回の対話(面談)を行って、ゆっくりと立ち止まってもらって移住体験について振り返っていただきます。
窓を使ってのon-line面接の様子
チラシを持つ竹森教授と三垣助教
※なお、令和8年4月、医学系研究科臨床心理学専攻に博士後期課程が設置されます。