香川県教育委員会と香川大学医学部附属病院 糖尿病センター/内分泌代謝内科は、土庄町立豊島小学校 4-6年生の児童計9名を対象として、子供たちが自分の健康や生活リズムの問題点を考える課題解決型学習体験イベント「未来教室」を実施しますのでお知らせします。参加児童には「からだ博士」認定証を授与予定です。

■本イベントの背景と要旨
   近年、生活習慣の変化で糖尿病患者は増加傾向で、特に香川県では糖尿病受療率、死亡率ともに全国上位であり香川県にとって差し迫った解決すべき地域課題です。2024年12月に発表された「令和5年度 小児生活習慣病予防健診の結果(概要)」においても、香川県の児童における肥満傾向の割合が男子・女子とも増加しており、この10年で最も高い値となりました。加えて、肝機能が基準値を超えた児童や脂肪肝のリスクのある児童も増加しており、血糖値の異常、脂質(コレステロールや中性脂肪)の異常など、将来的に生活習慣病の原因となる項目についても以前より高い傾向にあります。
   こうした状況から、自宅で過ごす時間や日常生活習慣、学校外での生活習慣の教育は非常に重要であると考えられます。これらを踏まえ、「生活リズムでパワーUP事業」を行っている香川県教育委員会と共同し、身体の仕組みや生活習慣の大切さについて興味をもってもらうきっかけとなればと考え、県下の各小学校において定期的に未来教室を開催しております。
   今回は、瀬戸内海の美しい自然に囲まれた豊島での初開催となりました。静かな島の小学校に、“未来教室研究員”が集結!未来を担う子供たちにとって笑顔と学びがあふれる特別な一日となるよう、未来教室を繰り広げます!

●土庄町立豊島小学校(〒761-4661香川県小豆郡土庄町豊島家浦2516番地)
         1 日時:令和7年7月14日(月) 
                          13:25 – 14:10 
         2 対象:小学4-6年生児童計9名

<実施内容(※計画時点の予定のため、内容については変更となる可能性があります)>
・「生活習慣病ってどんな病気?」(生活習慣に関する講話)
・「理学療法士直伝!ゴールデンエイジ期を迎える君を支える運動の極意!」
   (ゴールデンエイジ期を迎える身体の成長を活かした様々な運動を考える課題解決型体験学習)
・「ドクターと学ぶ!サイバーセキュリティ探偵団!」
   (子供たちと一緒にデジタル世界との健全な付き合い方を考えるための体験型学習)
・「管理栄養士の裏話 ~こんなに入ってる!?清涼飲料水と砂糖のアブナイ関係~」
   (実際の砂糖使用量を自身で測定し、健康的な飲料水選択の知識を児童と考える体験型授業)
・「歯科衛生士からの挑戦状!素晴らしき口の中の世界!」(口腔内環境変化の体験型実習)
・「なりきりドクター!心臓の音を聞いてみよう!」(聴診器体験を通した自身の身体への興味の促し)
                                                                     など

●主催:香川大学医学部附属病院 内分泌代謝内科/糖尿病センター
          香川県教育委員会 生涯学習・文化財課   
●後援:香川県糖尿病協会
●担当事務局:香川大学医学部附属病院 内分泌代謝内科 福長健作 村尾孝児
●お問い合わせ先: 087-891-2230