2024年10月1日、韓国のKorea Institute of Toxicology(KIT, 韓国毒性研究所)から、毒性病理学者Dr. KimとDr. Hanが上田学長を表敬訪問しました。
両名は、日本と韓国が2019年から協力し、スマートフォン等で使われている電磁波の発がん性の有無を評価する共同研究プロジェクトに参加しており、日本側の研究責任者である今井田克己特命教授と実験を担当した河部真弓研究員が同席しました。今回はその研究の最終段階である病理Peer Reviewを香川大学医学部で行うため、来日していました。
電磁波による発がん性の評価を国際的に、全く同一条件で、同一の時期に行うことは極めて稀で、それを日本と韓国で共同して行ってきたことは大変意義深いことといえます。その研究進捗状況は2024年10月28日にソウルで開催されたGLORE2024(電磁界の健康影響に関する国際コーディネート会合)でも報告されました。GLORE会合は、各国の専門家・行政官が電波の生体影響に関する最新の研究状況及び各国政府の施策動向等について紹介するとともに、今後の研究及び施策の方向性等について意見交換を行うことにより、本分野における国際協調の推進を図ることを目的として開催されています。
2024年11月21日