令和6年10月6日(日)、史跡高松城跡(高松市立玉藻公園)で開催された中野武営像建立記念「ブエイまつり」にて、「香川・時空間デジタルアーカイブ」を公開しました。令和4年4月に締結した公益財団法人松平公益会との覚書をもとに、イノベーションデザイン研究所プロジェクトリーダーの國枝孝之准教授が中心となり、約2年半にわたり開発に取り組んできました。
当日は、中野武営顕彰会の会員をはじめとする多数の来場者が、実際のコンテンツに触れ、地図上にマッピングしている約900点の写真を閲覧したり、中野武営のライフヒストリーを眺めたりして、当時に思いを馳せて楽しんでいました。
今後は、記録・記憶の継承や教育研究、ビジネス、地域活性化など、多様なシーンで活用されるように本アーカイブ事業を展開していく予定です。
【時空間デジタルアーカイブとは】
デジタルアーカイブでは単に資料を収蔵するだけでなく、収蔵した情報を多面的に利活用できる仕組み、たとえば、資料の作られた時代や場所を他の資料と合わせて追体験することなどが求められています。そして、時空間の中にさまざまなコンテンツを配置し、人物の生涯や事象の流れを一つの 「スレッド(糸)」 として表現し、その軌跡を単に時系列(時間)に閲覧するだけでなく、その舞台となった時代(時間)と場所 (空間)を合わせて追体験(閲覧)できる仕組みを構築したのが時空間デジタルアーカイブです。ライフヒストリーの中からは様々な時代の様々な場所の時層マップへ移動することができます(別添チラシ参照)。
【香川・時空間デジタルアーカイブ】(以下よりご覧いただけます。)
https://green-forest-087aa1d00.5.azurestaticapps.net
キーワード「香川 時空間」でも検索いただけます。
香川・時空間デジタルアーカイブ紹介の様子
ブエイ像の前での記念撮影
開発に携わった國枝准教授と学生
式典の様子