香川大学医学部附属病院は、令和5(2023)年5月に、中国・四国地方では初となる膵臓・胆道センターを開設しました。
当センターでは、消化器内科、腫瘍内科、消化器外科、放射線診断科などの専門家の知見と技術を集結して、高難度である膵がんなどの膵臓・胆道領域に関わる診療にあたります。

診断と治療が難しい膵臓・胆道疾患

膵がんをはじめとする膵臓・胆道疾患の診断・治療は大変難しく、高度な知識と技術が必要となります。

専門医でなければ正しい診断が得られず、患者が適切な治療を受ける機会を失うこととなります。更に手術も一般的な外科手術と比較して難しく、短期・長期成績ともに症例数が多い専門施設が優れていることが報告されています。

この領域では内科・外科・放射線科などの連携が極めて重要となるために香川大学医学部附属病院では、令和5(2023)年5月に、中国・四国地方では初めての膵臓・胆道センターを開設致しました。

 

膵臓・胆道センターの特徴

香川大学医学部附属病院は、香川県内唯一の一般社団法人日本肝胆膵外科学会高度技能専門医制度修練施設(A)であり、同学会高度技能専門医が中心となり手術を行っています。

また、一般社団法人日本膵臓学会認定指導医制度指導施設、一般社団法人日本胆道学会認定指導医制度指導施設であり、膵臓・胆道センターでは消化器内科・消化器外科の本領域の指導医・専門医が連携して診療にあたっています。

薬物療法においては、腫瘍内科専門医が診療にあたり、遺伝子パネル検査を含めた最先端医療を行っています。

当センターでは、消化器外科・消化器内科・腫瘍内科・放射線診断科などの各領域における専門家が、最先端の医療と技術を集結して、密な連携を取りチームとして膵臓・胆道疾患の診断・治療に取り組んでいます。

また、一人一人の患者の状態に応じた最適な治療を行い、その成果や情報を発信してまいります。

 

担当する疾患

膵癌、膵管内乳頭粘液性腫瘍(嚢胞性腫瘍)、胆管癌(肝門領域・遠位)、胆嚢癌、十二指腸乳頭部腫瘍、膵神経内分泌腫瘍、先天性胆道拡張症、膵・胆管合流異常、総胆管結石、急性膵炎、重症膵炎後仮性嚢胞、慢性膵炎、自己免疫性膵炎、胆嚢ポリープなど

 

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お問い合わせ先 
香川大学医学部総務課広報法規・国際係
TEL:087-891-2008
E-mailkouhou-mkagawa-u.ac.jp