2月1日(水)、令和4年度ヘルストピックス講演会Ⅱを現地会場(イノベーションデザイン研究所)とZoomの併用で開催しました。

保健管理センターでは、学生・教職員を対象に心身の健康に関する意識向上を図り健康増進に寄与するため、毎年1回講演会を開催しています。12月21日に「薬物乱用の実態について」を実施しましたが、今年度は特別に、ロータリークラブ様のご支援もあり、第2回目の講演会を開催することができました。

本講演会では、全国各地で骨髄バンク啓蒙活動を行っている全国骨髄バンク推進連絡協議会元会長・現顧問の大谷貴子氏をお迎えし、命の授業「白血病からの生還~命をつなぐバトン~」と題して講演いただきました。大谷氏が執筆した新聞記事の内容やご自身が経験された出来事から、骨髄バンクの創設や特に記事の反響が大きかったという男性トイレのゴミ箱設置の必要性等、終始ユーモアを交えながらお話いただきました。講演後の質疑応答では、参加者からたくさんの質問や感想が出ました。その一つとして、4月から看護師として働く予定の医学部看護学科の学生からは、求められる看護師像について質問があり、大谷氏から、疲れ果てないように患者さんと適度な距離感を持ちつつ、患者さんに寄り添える看護師になって欲しいとの温かいエールが送られました。また、看護師の仕事はハードであるため、ときには無理せず休むことの必要性についても助言がありました。

当日参加した約80名の学生・教職員・ロータリークラブ関係者は、大谷氏のパワフルなトークに圧倒されっぱなしの1時間半で、大変有意義な講演会となりました。