1月18日(水)、かがわ国際会議場にて「地(知)の拠点整備事業(COC)/地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)シンポジウム『大学と地域の連携を考える』」を開催しました。

 本シンポジウムは、平成25年度文部科学省「地(知)の拠点整備事業(COC)」および「平成27年度地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」の支援のもと、香川大学を核とした地域連携事業を継続的に実施できるシステムの構築を目指し、また若者の地元定着推進に向けた情報提供および意見交換の場として開催し、県内外から企業の採用担当者、大学関係者、自治体関係者等約150名が参加しました。

 はじめに、長尾学長より開会挨拶があり、次に横浜国立大学大学院国際社会科学研究院准教授 服部 泰宏氏から「科学から考える採用・就職2.0」をテーマとした特別講演がありました。服部氏は、現在の採用・就職活動が非常に多様に変化してしていることについて述べ「採用活動においていかに他社と差別化を図り”自社にとって優秀な人材”を獲得するかが肝要である」として、講演では実際企業がおこなうユニークな採用方法や人材育成の事例が示され、参加者らは熱心に耳を傾けました。

 続いて、COC事業およびCOC+事業について今年度取組と各プロジェクトの進捗状況および今年度の成果報告を連携校の担当教員より行いました。またCOC事業およびCOC+事業で開講している教育プログラムを修めた学生から活動報告をおこないました。香川大学経済学部4年廣瀬渉さんからは「COC事業を通じた私の成長」をテーマとして1年次から4年次まで「瀬戸内地域活性化プロジェクト」を通じて東かがわ市での地域づくり活動から得た経験を元に報告しました。

 参加者からは、「企業の採用面接の実効と限界がよく理解することができた」「採用・就職の現況を知ることができ今後の採用活動に新たな視点を得ることができた」「学生の地域での活動やその後の成長を知るよい機会となった」といった感想が寄せられ、特に企業関係者の方々から参考になったとの意見を多くいただきました。

 今後も引き続き県内自治体との連携をより密にし、地域連携事業を展開していくとともに、事業協働機関と連携しながら地元就職率の向上を目指してまいります。