令和4年3月29日(火)17:00 から 19:00 にかけて、スロベニア、日本、台湾出身でアメリカでも活躍されている三人の著名な歴史家の方々によるウクライナ危機に関するワークショップを開催します。報道で語られない歴史的視点からのウクライナ問題の根源的な理解の一助となるワークショップです。お時間のある方は是非ご参加ください。

ウクライナの現実に世界中の人々は胸を痛め、その事態の深刻さに驚いています。EU そして NATO 対ロシアという全く新しい地政学的構図による戦争です。ウクライナという国そのものが両者の大きな壁としてみなされ、住民が殺戮され追い出されています。この戦争は果たしてどのように理解すれば良いのか。旧来のパワーポリティックスでは理解できない多様な側面もあります。例えば、世界中の富裕層の1%が世界の富の4割を支配しているような異常な経済的不平等を生み出すグローバル経済の現実があります。富の不自然な集中が、不可解な「資源戦争」と呼んでもいい事態を生み出しているのかもしれません。

今回は、 リュブリャナ現代史研究所教授・ジャルコ・ラザレヴィッチ、香川大学名誉教授・村山聡、ピッツバーグ大学/上海交通大学教授・マイケル・シーユン・リュウによるウクライナ危機に関するワークショップです。講演は英語で行われますが、適宜、村山(長く教育学部において教鞭を取り、現在も授業並びに研究プロジェクトを遂行しています)による日本語による解説があります。


■ Historians’ talk on Ukraine from Slovenia and Japan

日時 : 令和4年3月29日(火)17:00〜19:00
場所 : Zoom オンラインハイブリッド開催(幸町キャンパス遠隔調査研究室)
主催 : 香川大学教育学部、香川大学 ICEDS/HAELE
共催 : JSPS/MESS 二国間交流事業(村山代表)
ワークショップに参加ご希望の方は下記 Forms にご登録ください。
https://forms.office.com/r/GJgBsuYYhz

本活動は、香川大学教育学部が推進している SDGs 教育プロジェクトと環境経済史研究会の活動の一環として実施するものです。SDGs 教育プロジェクトはこの 3 月 21 日に発足したばかりです。平和は SDG16 に掲げられた目標であるばかりでなく、SDGsを追求する根本条件でもあります。「環境経済史研究会」(The Historical Association for Environmentally Local Economy = HAELE)は、2021 年 11 月 20 日に発足致しました。香川大学 ICEDS(アイセッズ))の運営の下、様々な活動をしています。HAELE の活動についてご興味のある方は以下のホームページをご覧ください。
http://dlpweb.ed.kagawa-u.ac.jp/main/?page_id=462

なお、本ワークショップは日本学術振興会・二国間交流事業(スロベニアと日本)の研究成果の一部です。

▼問い合わせ先
香川大学教育学部 村山 聡・高木由美子・寺尾 徹
〒760-8522 高松市幸町 1−1 教育学部総務係

行事関連
murayama.satoshi@kagawa-u.ac.jp
takagi.yumiko@kagawa-u.ac.jp
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事務関連
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