対面的な暴言・暴力だけではなく、SNS等による誹謗中傷や仲間外れ等も見られるように、近年のいじめ問題は、学校現場だけではなく、社会的にも大きな問題となっています。いじめ問題が個人の尊厳や生命に関わる重大な問題であることを考えると、問題が表面的に表れていないからいじめは起きていないという認識ではなく、その根絶に向けた最大限の努力は急務の課題だと捉えています。 そこで、附属高松小学校では、3年児童を対象として、「いじめをしない、許さない」という心や実践的な態度を育むために、10月11日(月)、12日(火)の2日間、「劇団プレイバッカーズ」による「いじめ防止劇」の鑑賞を実施することにしました。劇団員のリアルな再現劇の鑑賞を、いじめ問題に対する日頃の自分自身の関わりを見つめ直す契機にしたいと考えています。

横浜市を拠点として、全国各地の学校で即興劇の公演を行う「劇団プレイバッカーズ」。いじめに関する子どもたちの考えや実体験を書いた事前アンケートをもとに、プライバシー等に配慮しながら、即興的に再現劇を行います。

 劇団員の言葉や身体表現の一つ一つが、鑑賞者である子どもたち一人一人に、いじめ問題に対する内省を促します。鑑賞を通して、子どもたち一人一人が、いじめ問題に対する感度を高め、その根絶に向けて主体的に関わろうとするようになることを期待します。

 1 期 日  令和3年10月11日(月)、12日(火)

 2 場 所  香川大学教育学部附属高松小学校 第1体育館

 3 日 程  10月11日(月)10:10~11:50 3年白組

            〃    12:50~14:30 3年赤組

        10月12日(火)10:10~11:50 3年緑組

 4 内 容  〇子どもたちの実体験に基づいた再現劇の鑑賞

        〇鑑賞を通したリフレクション

 

 

【お問い合わせ】
香川大学教育学部附属髙松小学校 副校長 大嶋 和彦
TEL:087-861-7108
E-mail:oshima.kazuhiko@kagawa-u.ac.jp