香川大学とサボア・モンブラン大学(フランス)との大学間学術交流協定(更新)オンライン調印式が、2021年4月16日午後4時(フランス時間午前9時)から、香川大学幸町キャンパスのグローバル・カフェ会場と、サボア・モンブラン大学本部会場を結んで行われました。

 海外教育研究拠点校と位置付け、重要な海外協定校であるサボア・モンブラン大学は、1979年に創設され、8学部と19の研究所からなる学生数約15,000人の国立総合大学です。本部所在地のシャンベリーは、大学名となっているアルプスの名峰モンブランのあるスイスとイタリア国境近くに位置しています。本学とは、2000年に工学部(現創造工学部)を主管部局として全学学術交流協定を締結し学生交流や共同研究を20年間にわたり実施してきました。特に直近の数年間、交流が盛んになってきており、今回の協定更新を契機に一層の活性化を図ろうとして、両学長によるオンライン調印式を企画しました。

 香川大学からは、筧善行学長、今井田克己理事・副学長(教育担当)、片岡郁雄理事・副学長(研究・産官学連携・教員評価担当)、德田雅明副学長(国際戦略・グローバル環境整備担当)、末永慶寛創造工学部長、原直行学長特別補佐、和田健司学長特別補佐の他、インターナショナルオフィス教員が参加しました。サボア・モンブラン大学からは、Philippe Galez学長、Laurence Vignollet副学長(国際交流担当)、Philippe Bolon 校長(Polytech Annecy-Chambéry)、Adrien Badel 副校長(Polytech Annecy-Chambéry)、François Palumbo校長(IUT Chambéry)の他、インターナショナルオフィス教職員が参加しました。                

 最初に、香川大学筧善行学長とサボア・モンブラン大学のPhilippe Galez学長からの挨拶がありました。交流20年の歴史と実績への祝辞があり、お互いに取り大変重要なパートナーであること、そして今回の協定更新を機に更に絆が深まることへの期待が述べられました。その後英語とフランス語で作成された協定書と実施細則に両学長が署名しました。

 調印式には来賓として、在リヨン日本領事事務所所長の倉冨健治領事にオンラインで参加いただき、お祝いのお言葉を頂戴しました。またこの日付の同事務所のFacebookに、香川大学の紹介を挙げていただきました。https://www.facebook.com/japon.consulat/

 その後両大学の最近5年間の活発な交流活動の映像が紹介され、会場は和やかな雰囲気に包まれました。映像でも紹介された交換留学を体験した学生が、両大学から1名ずつ登場し、留学体験について語りました。留学で人間として成長でき大変有意義であったというコメントは、両大学で彼らの活動に関わった教職員を喜ばせてくれました。

 最後に両大学の国際交流担当副学長から、交流推進への決意が示され、参加者全員の笑顔がスクリーンに映し出され拍手の音が大きく響く中、約1時間にわたる調印式が成功裡に終了しました。本学にとっては、初めてのオンライン協定調印式でしたが、両大学の結束を固めるという目的を十分に達成できました。