イスラム教の戒律・ハラルにのっとった食材で作った「ハラル食」を提供するキッチンカーが、令和3年3月9日(火)香川大学のキャンパスにプレオープンしました。宗教上の理由で友人と同じメニューを食べられずに困っている留学生たち向けの食事を提供し、日本人にもハラル食を広めようと学生と香川大学生協がメニューを考案しました。
オープン当日は、幸町キャンパスのアメニティ広場において、チキンケバブプレート、チキンケバブ丼、ハラルグリーンカレーが販売され、食欲をそそるスパイシーな香りが漂い、用意した100食もあっという間に完売となりました。また、教職員バンドによるキッチンカー用のオリジナルソングの披露もあり、賑わいを見せました。

移動販売が出来るキッチンカーにすることで、ハラル対応のキッチンを確保出来るだけではなく、テイクアウトや屋外での食事など、新型コロナウイルスの感染予防にも繋がるとともに、イスラム教徒の留学生らの食事にまつわる不安を解消し、安心した留学生活を支えることを目指しています。
また、大規模災害発生時には被災地にキッチンカーを派遣し、暖かい食事を提供し被災地の支援にあたる計画しています。ブルーグレーと白が基調のデザインは大学広報室によるもので、爽やかで安らぎを感じさせる色を使用しました。

4月9日の正式営業からは唐揚げ丼や、片岡郁雄理事・副学長が開発に関わったキウイ「さぬきキウイっこ」を使用したドリンク類も販売し、4箇所の各キャンパスを巡回する予定です。