令和3年3月1日に香川大学公的統計ミクロデータオンサイト施設(通称:Kada-Stat)が設置されたことを記念して3月3日(水)にオープンセレモニーを行った。この施設は、国の58種類の統計調査の集計前の調査票データ(ミクロデータ)を独自に分析が可能な専用施設であり、全国12例目、中四国・九州では初となる。

まず、筧学長から「他大学や企業等の研究者の方が利用可能であり、新たな知識の交流が未来への貢献となることを願う。研究成果を香川県から日本、世界に向けて大きく羽ばたかせていきたい」と開会の挨拶があった。次に開設に係わった創造工学部紀伊雅敦教授からオンサイト施設の紹介と使い方の説明があり、総務省統計局・独立行政法人統計センター統計データ利活用センター長の高部 勲(たかべ いさお)様による「公的統計ミクロデータの利活用推進に関する取組の紹介と香川大学オンサイト施設への期待」と題した基調講演があった。

本施設により、データサイエンスに関わる教育・研究の水準向上が期待されるとともに、地域企業や行政との連携において公的統計を活用しやすくなるなど、地域貢献が期待される。

基調講演終了後は看板掲揚式が行われ、施設前で記念撮影の後、施設見学を行った。

現地参加者30名とオンライン参加者41名、合計71名が県内外から参加した。