2021年2月26日(金)に、香川と東京圏の大学生対流促進事業の一環で、「うまげなかがわの地場産業を感じてみまい!」オンライン1day短期プログラム(インターンシップ型)を開催しました!今回のプログラムでは『香川で働く -自ら生み出す仕事-』のテーマのもと、香川で活躍する企業の方々と大学生を繋ぎ、地方の可能性とキャリアプランについて考えるプログラムとして開催しました。

 第一部のインプットトークでは、公益社団法人高松青年会議所 理事長 谷口 雄紀 氏、宝食品株式会社 代表取締役社長 大野 英作 氏にご講演いただきました。それぞれの視点から、地域企業で働くことの意義や地域課題から生まれるビジネスチャンスについてお話しいただきました。

 第二部ではフルオンラインによる開催を最大限に活用し、香川の地場産業を担う3つの企業をリアルタイム中継で繋ぐという、本学としても初の試みに挑戦しました。香川には様々な地場産業がありますが、その中でも今回は、高松盆栽の中西珍松園 中西 陽一 氏と花澤明春園 花澤 美智子 氏、庵治石の岡田石材工業 岡田 昌臣 氏にご登場いただきました。いずれも、伝統を受け継ぎつつ次代を見据えた魅力的な取り組みをされており、オーナーの熱い思いや若者への期待がこもった生の声を、多くの大学生へ届けることができました。

 今回は、54名の大学生が本プログラムを受講しました。(香川大学生20名、芝浦工業大学生1名、津田塾大学生12名、東京農業大学生21名)ほとんどが本事業に参加したことのない学生で、多くの学生が地方の産業・働き方に関心を持っていることが伺えました。事後アンケートでは、「自ら考え、生み出す仕事でのチャレンジ精神や伝統継承の面でとても刺激を受けた。コロナ禍だが、大学生でも今できること、新しいことに挑戦してみたい。オンラインではあるが、遠く離れていても繋がれるのだと改めて感じた。」との声も頂き、次代を担う若者に大きな期待を感じました。
 本来、香川での現地活動による「実体験」を重視するプログラムですが、今回はコロナ禍を受けてフルオンラインでの実施となりました。今後はオンラインのメリットも活かしつつ、現地活動を再開できるよう取り組んでまいります。今回のプログラムをきっかけに、ぜひ来年度以降は香川の地でプログラムに参加いただけることを願っています。