国立大学法人香川大学及び株式会社四国水族館開発は、広く地域社会の発展に寄与することを目的とし、令和2年9月1日(火)に包括連携協定を締結しました。連携・協力事項は次のとおりです。

(1)共同研究等の推進に関する事項
(2)教育及び人材育成に関する事項
(3)地域社会への貢献に関する事項
(4)その他相互の協議により定める事項

株式会社四国水族館開発は、今年6月に四国水族館(宇多津町)を開館し、「四国の水景」をテーマに掲げて、独創的な展示を行っています。

本協定締結により、四国水族館との連携が強化され、本学の教育・研究分野における取組や実績に加え、四国水族館が展開する様々な事業や多面的な機能を活かして、学校教育における創造的活動や観光振興による地域活性化を含め、教育、研究、地域・産業振興における幅広い連携が進展するものと期待されます。

協定締結式は、令和2年9月1日(火)10:00から、本学幸町北キャンパスOLIVE SQUARE2階の多目的ホールで執り行われました。産学連携・知的財産センター 永冨センター長から本協定の概要説明が行われたのち、各代表者から挨拶を頂きました。

筧学長からは、「今後は全学的な連携を検討しており、附属学校等での海の生き物への理解教育プログラムの共同開発や、海洋生物の生態や機能に係る学術共同研究、観光資源としての多面的活用に係る連携等、教育・研究における連携、また水族館がもつ多様な情報のデザインと地域社会への発信における連携等、多元的な取組を検討してまいりたいと考えている」との発言があり、両者ともにこのたびの協定に大きな期待をかけていることが伺えました。

また、会場には、四国水族館のマスコットキャラクターである「しゅこくん」も駆けつけ、協定の締結を見届けてくれました。報道陣からは多くの質問が寄せられ、本協定への関心の高さが伺われました。これがコロナ禍において地域を明るく盛り上げる第一歩となるよう取り組んでまいります。