7月3日(金)、OLIVE SQUARE多目的ホールにおいて、四国危機管理教育・研究・地域連携推進機構セミナー『今、私に必要な「避難」とは?』を開催しました。当セミナーは会場とオンライン参加によるハイブリッド形式により行いました。会場参加者33名の外、オンライン参加173名、講演者や学生、機構スタッフ24名、計230名の参加がありました。

また、会場参加者には、入場前の検温の実施、手指消毒の励行、会場の3密回避等、新型コロナウィルス感染症対策を講じました。セミナーでは始めに、跡見学園女子大学教授の鍵屋一氏に「要配慮者の避難支援について」というテーマで基調講演をしていただきました。講演では、高齢社会に突入し日本社会が脆弱化する中、要配慮者の避難支援をより踏み込んで行わなければならないとの指摘がありました。具体的には、高齢者等の要配慮者の避難にあたり、家族、近所の人、福祉関係者という3者が連携を取ることの重要性について説明がありました。
 
続いて、香川大学客員教授の須見徹太郎氏、倉敷市真備町の川辺みらいミーティング実行委員会の槙原聡美氏、香川県危機管理課の織田浩幹氏、香川大学機能別消防団の学生から、「避難」について、それぞれの立場からの話題提供がありました。参加者からは「難病患者の避難はどのように考えるべきか。」、「災害情報学会の提言は地域住民の疑問への解決策にはなっていないのではないか。」等多くの質問が寄せられ、盛況のうちに閉会しました。