1月22日(水)、瀬戸内圏研究センターは、本センターが推進する「海、観光、遠隔医療」の各分野に関連する研究者3名を招いて「香川大学瀬戸内圏研究センター学術講演会」を開催し、一般参加を含めて約50名の方に参加いただきました。

 横山昌太郎氏(地域ガイド/全国通訳案内士)は瀬戸内圏研究センター原直行観光グループリーダーとともに、香川大学経済学部生に対してフィールドワークを含む講義をなされています。「栗林公園でのエコツアープログラム ~学生の目線から~」においては、エコツーリズムの考え方を紹介してくださり、それに不可欠なガイドの在り方を、学生のフィールドワーク等を交えてご説明くださりました。

 西川哲也氏(兵庫県立農林水産技術総合センター水産技術センター上席研究員)による「植物プランクトンとイカナゴから見た瀬戸内海の変遷と現状」では、赤潮の原因となる代表的プランクトンや瀬戸内海環境保全特別措置法の改正等をふまえた上で、兵庫県でイカナゴを対象に取り組まれている調査についてご講演くださいました。植物プランクトンとイカナゴから見た瀬戸内海は、「きれいな海」になっているものの「豊かな海」とはいえない状態にあることが示されました。

 最後に、小笠原敏浩氏(岩手県立大船渡病院 統括副院長・診療支援室長・患者支援室長・医療研修科長・周産期医療科長)による「地域のニーズと遠隔医療 -岩手県での周産期遠隔医療の取り組みから-」では、周産期遠隔医療の事例や岩手県における取組についてご説明いただきました。母子という複数の命が存在し救急医療の側面も有する周産期医療の救命に際しては情報システムの問題の解消が必要であり、岩手県では「いーはとーぶ」という固有の情報システムの構築がなされているようです。

 各講演に対して分野を越えた活発な質疑応答・意見交換が行われ、有意義な講演会となりました。

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