12月20日(金)、幸町南キャンパス総合教育棟(DRI棟)において、情報保障に関する講習会「グラフィックレコード~伝える技術を身につける~」を開催しました。これは、学生及び教職員のバリアフリーに関する意識向上と障害者支援に関する知識・スキル向上を目的として開催したもので、今回は、図や絵を使って議論を可視化する手法である「グラフィックレコーティング」の基本的な手法についての講習を行いました。

グラフィックレコーディングは、情報を文字だけでなく図や絵を用い、対象者(子ども、高齢者など)に合った方法で情報を伝えることが可能なため、福祉や医療の現場でも使用されており、近年は国際会議等でも使用されています。バリアフリーの観点からも情報保障のスキルの1つとして有効な手法であることに注目して、本学では初めて講習会を実施しました。講習会は学生・教職員あわせて41名の参加があり、説明に加えて実際に壁に図や絵を描いてみるという実習もあり、真剣ながらもなごやかな雰囲気に包まれた講習会になりました。

参加者からは、「新鮮な手法で、楽しく学べた」「絵を描くことへの抵抗感がなくなった」「ノートテイクや仕事に生かせそうだ」等の感想とともに、継続しての開催を望む声が多く寄せられました。