令和元年11月13日(水)、香川大学四国危機管理教育・研究・地域連携推進機構は、本学幸町キャンパス オリーブスクエア多目的ホールにおいて、今年で4回目となる「地震国における減災研究に関するシンポジウム」を約50名の参加のもと開催しました。
 地震国である日本にとって、地震・津波被害軽減研究では国際的な連携が必要不可欠です。
 本シンポジウムでは、台湾、インドネシア、ネパール、トルコ、ロシア及びペルーの6か国から9名の研究者に講演していただきました。また、国内からは2名の研究者とともに、香川大学より3名の研究者がそれぞれの研究について発表しました。

<発表者及び講演テーマ>

●防災科学技術研究所 高橋 成実
「リアルタイム津波予測システムの改訂と今後の計画」
●トリブバン大学附属ICMS Gangalal Tuladhar(ネパール)
「2017年災害リスク軽減およびマネジメント活動:レジリエントなネパールの包括的なロードマップ」
●トリブバン大学 Ranjan Kumar Dahal(ネパール)
「西部ネパールの集落における地滑りのリスク評価と対策について」
●香川大学 野々村 敦子
「南海トラフ地震を想定した道路復旧計画に向けた検討」
●トリブバン大学 Manita Timilsina(ネパール)
「研究開発地域へのジオハザード管理の技術移転について~ネパールの大規模落石対策の事例研究~」
●モスクワ大学 Kirill Sementsov(ロシア)
「DONET海底観測網による《CPTM》津波モデルの検証」
●国立中正大学 Huew-Chu Huang(台湾)
「台湾の台北盆地における浅層S波速度構造とサイト効果研究」
●国家防災庁 Marco Andres Moreno Tapia(ペルー)
「ペルー国家防災庁における地震災害リスクマネジメント活動」
●ボアジチ大学 Gulum Tanircan(トルコ)
「トルコ カンデリ地震観測研究所(KOREI)における地震リスク軽減研究への貢献」
●台湾中央気象台 Nai-Chi-Hsiao(台湾)
「台湾における1999年Chi-Chi地震以降の地震モニタリングの開発」
●バンドン工科大学 Prihadi Soeminta Diredja(インドネシア)
「ジオハザード同定のための表層物理探査ツールの応用」
●徳島大学 馬場 俊孝
「高松における減災対策の一環としての津波リスク評価と軽減に関する研究」
●香川大学 Ceren Ozer Sozdinler
「CoDMiS諸国のレジリエンス科学とレジリエンス社会に向けて-巨大自然災害に対する先進科学技術と人材育成―」