2月7日(木)、香川大学瀬戸内圏研究センターシンポジウムを開催いたしました。これは、本センターが主体となって推進してきた「海」、「文化・観光・歴史」、「遠隔医療」の各研究の成果を報告するとともに、この報告に基づいて、様々な立場から忌憚ないご意見をいただき、地域・社会において本センターが果たすべき役割について考えることを目的として開催したものです。

瀬戸内圏研究センター原量宏特任教授による「超小型モバイル胎児モニター(プチCTG)の開発とそのグローバル展開~首相官邸で開催された「まち・ひと・しごと創生会議」に招かれて~」では、超小型モバイル胎児モニター(プチCTG)の海外展開について研究報告があり、南アフリカやタイ・チェンマイ県での事例等についての説明がありました。

 経済学部大賀睦夫教授による「移り変わる島四国へんろ」では、島遍路の理念や歴史等について、研究報告がありました。昭和初期と現在の風景を写真を用いて比べるなど、時代ごとの島遍路について説明がありました。

 多田邦尚瀬戸内圏研究センター長による「藻場・干潟における物質収支とその機能」では、海の環境グループがこれまで行った干潟・藻場に関する研究成果について報告がありました。

 続いて行われた総合討論では、前出報告に基づき参加者らから出された意見等に対して、様々な立場から興味深い意見をいただくなど、活発な討論が行われました。最後に社会福祉法人恩賜財団済生会 香川県済生会支部長 一井眞比古氏から各発表者に対してアドバイスや今後に期待を寄せるコメントをいただきました。活発な意見交換が行われ、有意義なシンポジウムとなりました。