四国危機管理教育・研究・地域連携推進機構・金田義行特任教授(副機構長、地域強靭化研究センター長)がチームリーダーを務めるDONET開発チーム(※)が、2018年濱口梧陵国際賞(国土交通大臣賞)を受賞しました。金田特任教授は、11月7日、海運クラブで行われた授賞式に参加した後、記念講演を行いました。
 濱口梧陵国際賞は、我が国の津波防災の日である11月5日が、2015年の国連総会において「世界津波の日」として制定されたことを受け、沿岸防災技術に係る国内外で啓発及び普及促進を図るべく国際津波・沿岸防災技術啓発事業組織委員会によって2016年に創設された国際的な賞です。本年は、1団体、2名が受賞しました。
 DONET(地震・津波観測監視システム)は、東南海・南海地震の震源域で発生する地震や津波を常時観測監視するために開発された世界初の海底観測ケーブルネットワークシステムです。南海トラフ海域の51ヶ所の観測点で観測されたデータは、リアルタイムで関係機関へ送られ防災・減災に役立てられています。

※DONET開発チーム
金田義行特任教授*1,2、川口勝義上席技術研究員*3、高橋成実上席技術研究員*2,4、今井健太郎技術研究員*2、末木健太朗技術副主任*2、大林涼子特任技術スタッフ*2、馬場俊孝招聘上席技術研究員*2,5、石橋正信*6
(2018年度の所属先は、*1香川大学、*2地震津波海域観測研究開発センター、*3海洋工学センター、*4防災科学技術研究所、*5徳島大学、*6和歌山県総務部危機管理局防災企画課)

 ●国土交通省報道発表資料
http://www.mlit.go.jp/report/press/port07_hh_000114.html

●JAMSTEC
http://www.jamstec.go.jp/j/jamstec_news/award/2018.html#20181108