香川大学は、国立大学協会中国・四国地区支部との共催により、10月18日から19日までの2日間、「平成30年度中国・四国地区国立大学法人等施設系技術職員研修会」を開催しました。
 この研修は、中国・四国地区国立大学法人及び独立行政法人国立高等専門学校機構の係長・主任クラスの施設系技術職員を対象に、施設整備に関する専門的な知識の習得及び情報交換を行うことにより、施設系職員としての資質の向上及び相互啓発を図ることを目的としており計34名が受講しました。
 初日には、香川大学川池財務・施設担当理事の開会の挨拶に続き、文部科学省文教施設企画・防災部計画課整備計画室木村室長補佐より「インフラ長寿命化計画の行動計画・個別計画について」と題した講演が行われ、続いて富山大学杉本施設企画課長及び同大学片山施設整備課長補佐、愛知教育大学新美施設課長よりインフラ長寿命化計画について事例紹介が行われました。その後、グループワークでは受講生は5つのグループに分かれ、インフラ長寿命化計画を作成し、活発な議論が展開されました。
 2日目には、前日のグループワークにより各グループが作成したインフラ長寿命化計画についてプレゼンテーションが行われました。また、香川大学四国危機管理教育・研究・地域連携推進機構白木特任教授より「防災から危機管理への展開 -大学のBCPを考える-」と題した講演が行われました。その後、愛媛大学今村施設基盤部長より講評が述べられました。最後に、香川大学佐伯環境部長より講師への謝意とまとめの挨拶があり、閉会しました。
 2日間の研修を終え、受講生は施設系職員としての心構えをしっかり認識するとともに、インフラ長寿命化計画及びBCP関する知識を学び、理解を一層深める上で有意義な研修会となりました。