平成30年8月29日(水)~8月31日(金)の3日間、香川大学幸町北キャンパスにおいて、四国地区大学教職員能力開発ネットワーク及び香川大学の主催により、SPODフォーラム2018を開催し、全国の100を超える機関から約460名に参加いただきました。
 「四国地区大学教職員能力開発ネットワーク」(通称:SPOD)は、四国地区の34の国公私立大学・短期大学(四国地区に一部の学部等を置く大学を含む)及び高等専門学校によって構成される教職員能力開発の大学間ネットワークです。このネットワークの活動を通じて、学生の豊かな深い学びと成長を支援する、実践的力量をもった高等教育のプロフェッショナルを輩出することを目指しています。
 SPODフォーラムはSPOD事業の中でも、メインイベントの一つであり、2009年度からスタートし、10回目にあたる記念すべき2018年度に初めて香川大学において開催となりました。3日間の日程でポスター発表に加え、シンポジウムを含めた全40講座に渡るプログラムを実施しました。
 今回のフォーラムでは「教職員のミニマムエッセンシャルズを考える」を掲げ、本フォーラムを通して、何を最低限身につければよいのかについて、参加者それぞれの立場ごとに深く考える良い機会となりました。
 トップリーダーセミナーでは、東京大学・桜美林大学・立教大学 名誉教授の寺﨑昌男先生と追手門学院大学の福島一政先生を講師にお招きし、開催校である本学の学長・理事・副学長を始め大勢が受講し、大学の今後の管理運営について有益なご助言をいただきました。
 シンポジウムでは「大学教職員に今、何が求められるのか」というテーマで筑波大学の金子元久先生と徳島大学の山口裕之先生にシンポジストをお願いし、SDが義務化された現在、大学教職員に求められる新たな資質についてアドバイスをいただきました。さらにSPOD企画・実施統括者であります、愛媛大学の小林直人先生に指定討論者として、SPOD事業の10年を振り返り、さらなる10年に向けての抱負をいただいた後、ディスカッションも行われ、大変充実したものとなりました。