平成30年2月9日(金)、香川大学幸町キャンパスにおいて、創造工学部キックオフイベント「『未来の当たり前』をデザインするイノベーション人材育成」を開催しました。
これは、平成30年4月1日に新設される「創造工学部」を広く知っていただくとともに、地域と共にイノベーション人材を育成する気運を高めることを目的として開催したものです。日本におけるイノベーション教育の先駆者であるi.schoolエグゼクティブ・ディレクター 堀井 秀之 先生(東京大学大学院教授)を講師にお招きし、地域企業の方々と共に学ぶ講演会とワークショップを行い、約120名の方々が参加しました。
午前の部では、OLIVE SQUARE2階多目的ホールにおいて、講演会を実施しました。
冒頭、筧学長が「『人間中心』の考え方のもとイノベーション人材を育成していきたい。また、香川大学は『地域の知の拠点』として、本日のイベントのように人と人とをつなぐ役割も担っていきたい。」と挨拶し、本イベントの開会を宣言しました。
続いて、4月から創造工学部長に就任予定の長谷川工学部長と、同じく4月から創造工学部教員に就任予定の佛圓教授から、創造工学部の概要や同学部で取り組むデザイン思考教育の紹介が行われました。
その後、堀井先生から、i.schoolでの取り組みと実績を基に、イノベーション人材の育成についてのご講演をいただき、午前の部を終了しました。
午後の部では、図書館内のラーニングコモンズに移動し、堀井先生による「『未来の当たり前』を考えるワークショップ」を実施しました。参加者は6名ずつのグループに分かれ、東京大学が開発したAPISNOTEという電子付箋のウェブシステムを用いてアイデアを出し合い、積極的に議論を交わしていました。真剣な議論の中でも笑顔が多く見られ、アイデア発想について考える刺激的な場となりました。
終了後、地域企業の方々からは、「香川大学のデザイン思考教育に関するイベントに今後も参加したい」という嬉しいお声をいただきました。来年度開設の創造工学部を知っていただいただけでなく、香川大学と地域企業の方々との交流の場としても、大変有意義なものとなりました。
2018年02月15日