10月28日(火)、サンポートホール高松 第1小ホール(ホール棟4・5階)にて、「2025年度 香川大学危機管理シンポジウム レジリエントな地域を創る防災教育~人口減少と巨大災害に負けないため、防災教育について一緒に考えてみませんか!~」を開催し、県内外から172名(会場82名・オンライン90名)が参加しました。
シンポジウムは上田学長の主催者挨拶(ビデオメッセージ)に続き、国土交通省四国地方整備局 統括防災官 和泉雅春氏、香川県危機管理総局長 石川恵市氏、高松市副市長 加藤昭彦氏から来賓挨拶をいただきました。また、復興庁副大臣 瀬戸隆一氏からのお祝いメッセージも紹介しました。
主催者挨拶:上田学長
その後、金田副機構長による活動報告に続き、鳴門教育大学客員教授(名誉教授)阪根健二氏が「防災教育の現状と課題」と題して基調講演を行いました。阪根氏は、防災教育が“脅し”から“支え合い”へと変化してきた経緯を紹介し、現場教員の負担にも配慮した取組の必要性を提言しました。
続いて、長谷川特任教授をコーディネーターに「学校と地域が元気になる防災教育」をテーマとしたパネルディスカッションを実施。パネリストからは、AIなどの新技術を活用しつつ、子どもの命を守る覚悟や家庭・地域との連携の重要性が議論されました。「愛をもって関わること」が防災教育の根幹であるとの言葉でまとめられ、最後に、秋光機構長の閉会挨拶で幕を閉じました。
地域のつながりが希薄化する中で、防災教育を通じて“自分ごと”として命を守り、他者への思いやりと地域の絆を育むことの大切さを改めて確認しました。今回のシンポジウムは、よりレジリエントで元気な地域づくりへの一歩を示すシンポジウムとなりました。
パネルディスカッション

