8月6日(水)、上田夏生学長が、瀬戸内国際芸術祭2025夏会期開催中の東かがわ市・引田エリアの全作品を視察しました。視察には、国分伸二理事・副学長、筧善行イノベーションデザイン研究所長も同行しました。
香川大学と東京藝術大学は、文部科学省及び日本学術振興会による「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に連携して取り組んでおり、その一環として、まちづくりプロジェクト「ぐんだらけ」を引田で展開しています。地域住民とアーティスト、学生などの対話・交流を通じて、日常や文化にじわじわと浸透し、人やまちにポジティブな変化を起こすことを目指して、プロジェクト拠点「ぐんだら家(け)」※を中心に、交流イベントや情報発信を行っています。(※ 2025年6月に、引田の登録有形文化財「松村家住宅」をリニューアルしました。)
「ぐんだらけ」の一環として、瀬戸内国際芸術祭2025夏会期の引田エリアに、東京藝術大学出身の3名のアーティストによる3作品を、両大学が協働して出展しています。これらの作品は地域の方々との対話や交流を通じて生まれ、引田のまちの魅力や暮らしの息づかいを感じられるものとなっています。
上田学長らは、イノベーションデザイン研究所の三谷なずな特命助教と、東京藝術大学 芸術未来研究場の新妻葉子特任助教のガイドにより現地を視察。出展アーティストの新居俊浩氏・桒原寿行氏から作品の趣旨や制作経緯を解説してもらいました。
上田学長は、「両大学が目指す地域課題解決がどのようなものか、作品を通じて知ることができる。地域の方々も一体となって、引田エリア全体が活気づいている。是非とも多くの方々に訪れてほしい。」と述べました。
瀬戸内国際芸術祭2025夏会期は8月31日まで開催中です。ぜひこの機会に引田エリアへ足を運び、地域の豊かな文化とアートを体験してください。
香川大学と東京藝術大学が共同運営するウェブサイト「せとうち ART & SCIENCE」では、「ぐんだらけ」を含むJ-PEAKS事業の最新情報や詳細を随時紹介しています。ぜひご覧ください。
2025年08月08日