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 令和7年10月19日(日)、四国村ミウゼアム内の小豆島農村歌舞伎舞台にて、瀬戸内国際芸術祭2025香川大学作品として若井特命教授が芸術監督・演出・プロデュースを務め、「瀬戸内仕事歌&~瀬戸内源平合戦絵巻~オペラ『扇の的』ダイジェスト版」を上演しました。

 第1部「瀬戸内仕事歌」は16時30分より、石切り唄保存会、讃岐民謡保存会、阿屋唐十郎氏、本学学生が出演。教育学部・古草教授が描いた郷土の仕事風景を背景に、伝統的な仕事歌と作業の様子を再現しました。屋島の麓に響く古の音色が観客を魅了し、地域文化の奥深さを体感するひとときとなりました。また、開村時から讃岐楽鼓衆による「時の太鼓」が四国村全体に鳴り響き、開演直前には「ふれ太鼓」が披露され、音による時の流れや空間演出が来場者の五感を刺激しました。


 第2部「オペラ『扇の的』ダイジェスト版」は、夕暮れの自然音と虫の声に包まれながら、「祇園精舎の風の声~」の合唱で幕を開けました。県内声楽家や本学教員が雅やかで勇壮な衣装をまとい、源平合戦の名場面を臨場感たっぷりに演じました。日暮れとともに照明効果が鮮明に、そして広がりを見せ、幻想的な時代絵巻を醸し出しました。演奏には本学の学生・卒業生・教員に加え、地域演奏家(四国二期会など)が共演。本学事務職員も源氏の兵として出演し、熱演で舞台を盛り上げました。
 本公演は、本学教職員・学生、四国村ミウゼアム、のぞみ幼稚園をはじめとする地域の多くの方々の協力により、予定数を超える418名のお客様にご来場いただき、大盛況のうちに幕を閉じました。
 今回の事業は、地域文化の継承と発信の強化、学生・地域住民の参加型芸術活動の拡充、そして地域発のオペラ作品を世界へ発信するという大きな効果をもたらしました。今後も、郷土瀬戸内の歴史と文化をテーマとした芸術活動をさらに広げ、地域と大学が連携した創造的な取り組みを国内外に発信していくことが期待されます。

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