瀬戸内圏研究センターの多田邦尚センター長が、日本珪藻学会2023年度論文賞を受賞しました。
 
本学会論文賞は、日本珪藻学会が発刊する学会誌 "DIATOM" に当該年度を含む過去2年間に優秀な学術的研究成果、今後の発展が期待される学術的研究を発表した会員に対して授与されるものです。

受賞した研究は、福岡女子大学元教授の山田真知子先生と香川大学との共同研究です。本論文は、海洋の植物プランクトンの主なグループである珪藻類の中で、世界の海に広く分布している種であるSkeletonema属について、亜寒帯から亜熱帯(北海道から沖縄)までの日本の11か所の沿岸海域を調査し、Skeletonema属に含まれる9種を同定し、その出現時期、水温及び塩分からそれらの生態的特徴を明らかにしようとしたものです。


<対象論文>
Biogeography and ecological characteristics of the Skeletonema species (Bacillariophyceae) in subtropical, temperate, and subarctic zones in Japanese coastal waters.Diatom 38: 20-33

日本珪藻学会HP 
http://diatomology.org/prize/index.html

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多田センター長受賞記念撮影

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