香川大学医学部附属病院では、新型コロナウイルス等の感染症の患者さん及び感染症の疑いがある方に対する診療を実施する拠点として、2021年8月30日、文部科学省の助成金により新たにトリアージ施設を整備しました。運用シミュレーションを重ね、9月から使用を開始しています。

本施設は、陰圧切替機能、医療ガス及びポータブル手洗いやポータブルトイレ等の特殊設備を有し、感染症診療の実施拠点のひとつとして活用することを目的としています。さらに緊急時には間仕切りを取り払うことにより、大規模災害等のトリアージ施設としても幅広く活用できます。

当面はコロナ禍を受け、新型コロナウイルス感染症に係る対応のため、感染症の疑いがある方に対し、医師の判断により、外来診療棟ではなく、本施設を使用して診察や検査を行います。

建物は外来診療棟に隣接するように配置しており、感染症の疑いがある方は外来診療棟から入らないため、一般外来患者さん等との動線交差が解消でき、より安全な医療体制が確保できます。

なお、トリアージ施設として使用しない時は、研修室、相談室、職員休憩室の他、災害時のための備蓄倉庫等として使用します。

本施設の活用により、本院は地域医療における最後の砦として、引き続き機能・役割を発揮するとともに、大学の教育・研究機能を確保してまいります。

【お問い合わせ先】 
香川大学医学部総務課広報法規・国際係 川崎
TEL:087-891-2008
E-mail:kouhou-m@kagawa-u.ac.jp