2019年春の叙勲において、長年にわたる教育研究への功績と我が国の学術振興の発展に寄与された本学名誉教授が瑞宝中綬章を受章されました。

謹んでお祝い申しあげます。

香川大学関係の受章者は以下の方です。

■瑞宝中綬章受章者
植村 典昭 名誉教授(元香川大学教育学部教授)

【受章者略歴】

■植村典昭 氏

植村典昭氏は、昭和14年8月25日に香川県に生まれ、昭和37年3月東京教育大学体育学部を卒業した後は、大分大学助手、講師を務め、昭和44年9月から昭和45年2月まで文部省内地研究員として、九州大学温泉治療学研究所外科にて研修するなど、特に患者に対する温泉のリハビリテーション効果について研究を深めた。昭和47年4月に香川大学教育学部に転出し、講師、助教授を経て昭和55年4月香川大学教授に昇任、また、平成元年から2期6年、香川大学教育学部附属高松中学校長を併任した。専門の研究分野は、体育科教育学、スポーツ教育であり、主にバスケットボール教材の分析的研究や運動部活動の教育的効果を追究し、常に学校現場を対象とした種々の教材の分析的研究や学習指導法の確立を主眼として取り組み、平成15年3月31日限り定年退職した。体育科教育の分野において、教育指導・研究に多大な貢献があり、平成15年4月、永年に渡る同人の功績に対して、香川大学から名誉教授の称号を授与され、今日に至っている。