平成19年6月13日

学生各位

学長

 

百日咳及び麻疹(はしか)の発生に伴う当面の措置について(お知らせ)

 

百日咳及び麻疹(はしか)の発生に伴う当面の措置として、正課(授業)を除き、学内外のサークル活動等の集団活動を、6月30日(土)まで禁止とします。

また、四国地区大学総合体育大会(インカレ)への参加についても、取り止めることとします。その主な理由は、下記のとおりです。

1.百日咳の集団感染は終息に向かっていると判断されるが、昨日現在、陽性者は累計177人に達し、今なお陽性者が出ている状況である。

また、いくつかのサークル等において、残念ながら、大学の方針に反して学外での活動に参加し、感染を拡大させたケースも見られる。

本学としては、鋭意、早期完全終息に向けて取り組んでいるところであるが、現状では、他大学や地域等における感染の拡大が懸念される状況であること。

2.一方、昨日現在、工学部において、学生1人が麻疹と診断されている。さらに、県内の小・中・高等学校においても、麻疹の感染例が連日報道されており、今後、学内外において、感染拡大が危惧される状況であること。

3.インカレへの出場については、このような状況下において、相当数の学生が参加することは、百日咳及び麻疹の、学外、特に他大学や地域への感染拡大と長期化につながる恐れが懸念されること。

なお、引き続き、以下の事項に留意してください。

○百日咳を疑わせる症状と対処方法

(1) 大人の百日咳は、最初、「咳」が出るだけで、風邪となかなか見分けがつきません。

少しでも「咳」が出る人は、大学に登校せず自宅待機とし、アルバイト、映画館、繁華街などの人の集まる場所等に、むやみに出歩かないようにしてください。

(2) 「咳」が出る人は、電話で保健管理センターに連絡し、指示された医療機関を受診してください。

(3) 百日咳の疑いありとされた人は、抗生物質を5日間服用して自宅待機し、外出を控えてください。やむを得ず、外出するときは、必ずマスクを着用してください。

(4) 5日間以上、抗生物質を服用した人は、保健管理センターに電話連絡をし、指示を受けてください。

○麻疹(はしか)を疑わせる症状と対処方法

(1) 「麻疹」の発疹出現前の初期症状は、風邪症状(発熱、咳、鼻汁、目やに)です。

発熱時、特に37.5℃以上の場合には登校せずに自宅待機とし、アルバイト、映画館、繁華街などの人の集まる場所等に、むやみに出歩かないようにしてください。

(2) 37.5 ℃以上の熱がある人は、電話で保健管理センターに連絡し、指示を受けてください。

(3) 発熱後4~5日で発疹の出現など「麻疹」の可能性の強い場合は、医療機関に必ず電話連絡の上、受診してください。また、「麻疹」と診断されたときは、保健管理センターに必ず電話連絡をしてください。