技術交流協力会の「高性能石詰かご普及技術交流グループ」では、現在NEDOの支援を受け、研究活動を展開中ですが、この度、つくばの土木研究所において「実物大大型振動実験」が行われましたので、ご紹介いたします。
地域開発共同研究センター
じゃかご(写真提供 瀬戸内金網商工(株))
「じゃかご」とは、古くは、中国、秦の始皇帝時代、古代エジプト、ピラミッド時代にまでさかのぼり、戦国時代の信玄堤(現存する日本最古のじゃかご)に象徴される通り、その使用実績が記録に残されています。近年、河川や河床、および法面などの保護工法は、コンクリートがむき出しになるよりも自然に近い多自然型技術が主流となりつつあり、じゃかご工法などで施工されることが多くなって来ています。しかし、じゃかご工法は、経験に基づく技術に依存してきたことから、明確な力学的メカニズムが解明がされていない珍しい工法でした。そこで、香川大学工学部安全システム建設工学科 野田茂教授、吉田秀典教授、瀬戸内金網商工(株)、(株)テクノネットワーク四国(四国TLO)らは、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から支援を得て、世界で初めての「じゃかご」の力学的解明に挑み、「じゃかご」が持つ地震外力などの力学的特性を検討するプロジェクトを平成17年度に発足させました。
今年度においては、野田教授・吉田教授は、「じゃかご」のもつ力学的解明のため、茨城県つくば市にある独立行政法人土木研究所の三次元大型振動台(テーブル寸法8m×8m)を用い、振動台上に実物大のじゃかご法面工法を再現 して、力学的解明の実物大実験を実施しました。

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