第1回Kadai DXナイトサロンは、香川大学イノベーションデザイン研究所で2022年12月9日に開催され、地域の企業や自治体、本学の教職員・学生など、学内外から「本格的にDXに取り組みたい!」「同じ志を持つ仲間と活発な議論がしたい!」という熱い思いを持った約40人が参加しました。

インプットトークでは、「文系出身職員のDX奮闘記」というテーマで情報企画課の武田係長が、また、「香川大学の業務システム内製化の取り組み」について大学院創発科学研究科1年の矢谷さんが話題提供しました。二人は内製開発をしながら大学の業務プロセスを見直す教職学協働の「DXラボ」の活動を通じ、これまでに40を超えるプロジェクトを実施した経験を語りました。 その中で、DXはデザイン思考に基づいてユーザーの共感から問題定義されたものであること、また、仮説検証型アジャイル開発で自分たちが必要とする最小限の機能を有するシステムを内製して、実際に稼働する中で改善を重ねていくことが重要であると説明しました。
その後、八重樫情報メディセンター長が進行役となって座談会を行い、DXで一番大切なことは何であるかや、それを実現するために必要なことについて、個々人の意欲の醸成や、失敗や挑戦を評価する組織風土、DXを推し進める仲間を増やす仕掛けづくりが大切だといった忌憚ない意見を交わしました。

次回のKadai DXナイトサロンは2023年3月の開催を予定しています。