11月28日、法学部平野美紀教授の授業の一環として、大谷貴子さん(約30年前に白血病に罹患し、骨髄移植を受けられ完治された方)による「命の授業」が行われました。高松グリーンロータリークラブの25周年記念事業の一つとして、香川大学法学部と連携して開催されたものです。

   白血病と診断され助かる見込みがほとんどないとわかった時の衝撃、骨髄移植を受けられる仕組みもなかった当時、今の厚労省に行かれたり署名活動をされたこと、ご家族の中の葛藤など、心に染み入るお話を、ユーモアたっぷりにエネルギッシュに語ってくださいました。 

   また、骨髄移植で救われた患者さんのご家族からのThank you letterのご紹介、治療を受ける前に精子や卵子を保存できたことで子供を授かった方々のお話のほか、香川県で初めての骨髄ドナーとなられた県立三本松高校の三好輝徳先生からもお話しいただきました。 

 骨髄移植のことを初めて知った学生も多かったようで、人のために何かをすることについて真剣に考えつつ、ドナーの権利を守る仕組みなど法的視点も学びながら、笑いあり涙ありの90分を、真剣に聴き入っていました。