大学等での教養教育に関する研究を目的とした中国・四国地区大学教育研究会が6月17日~18日に香川大学を当番校として香川大学幸町北キャンパスで開催された。
本教育研究会は、中国・四国地区の国公私立大学及び短期大学43校が会員となり、昭和28年から毎年度開催されており、65回目となる今回は「教養教育は生き残れるか」をメインテーマとし、31大学から教職員約150名が参加した。
長尾省吾香川大学長の開会挨拶の後、実行委員長を務める同大の藤井宏史教育担当理事が研究会の趣旨やメインテーマを説明後、東京理科大学の北原和夫教授から「世界の認識と世界への関与:大学教育の分野別質保証における教養教育の役割」、東京大学の吉見俊哉教授から「文系の知とは何か?-長く広い歴史のなかで未来を見通す-」のテーマで基調講演が行われた。
パネルディスカッションでは、各大学の教育改革の取り組み状況を基に、今後の教養教育の取り組みに関して活発な討論が行われた。
2日目には、8つのテーマ別の分科会が行われ、活発な意見交換が行われた。