2月19日(日)、香川大学瀬戸内圏研究センターは第3回里海セミナーを開催いたしました。平成26年に「豊かな海の実現を目指して」、平成27年に「魚食文化を考える」をテーマに里海セミナーを開催いたしました。本年度は、「生鮮魚介類の流通現場を理解する」と題して、流通の観点から魚食文化について考察を深めました。
 
 始めに、多田瀬戸内圏研究センター長から研究の進捗状況、センターの活動内容について説明がありました。基調講演では東信水産株式会社代表取締役社長、実践女子大学講師の織茂氏から消費動向の変化に伴う水産物に必要な生活提案についてご講演いただきました。その後の事例報告では、①香川県農政水産部水産課 課長の北尾氏から香川県水産業の現状・今後の方針について、②香川県かん水養殖漁業協同組合 代表理事組合長、庵治漁業協同組合 組合長の嶋野氏から香川県内から出荷されるオリーブハマチについて、③香川県魚市場株式会社 代表取締役社長の山本氏にから香川県内における生鮮魚介類マーケティングの現状について、ご報告いただきました。最後に、発表者がパネリストとして、会場からの質疑を受けながら、パネルディスカッションを行いました。
 
 会場には、一般参加を含めて約50名の参加をいただき、盛会に終えることができました。