6月22日(水)、香川大学OLIVE SQUARE多目的ホールにおいて、香川県立高松商業高等学校教諭(野球部監督)の長尾健司 氏を講師に招き、「甲子園準優勝・古豪復活劇に学ぶ人間力育成について」と題して、長尾学長、藤井理事(教育担当)の他、全役員が出席の下、学生・教職員の意識改革や人間力育成を考える機会として、講演会を開催しました。

長尾監督は、平成23年に香川大学教育学部附属坂出中学校の野球部監督として、同校軟式野球部を文部科学大臣杯第2回全日本少年春期軟式野球大会初出場に導きました。また、異例の中高人事交流により、平成26年4月に監督に就任した香川県立高松商業高等学校硬式野球部では、平成28年3月の第88回選抜高校野球大会に20年ぶりに出場し、全国の並み居る強豪との激闘の末、栄誉ある準優勝を果たす等多大な成果を収められました。

講演会では、教育者としての経験に基づき、生徒のやる気を引き出し、個性を生かしながら、自ら考え行動できる人間力育成について、『1.「失敗」と書いて「せいちょう」と読む』、『2.「プロフェッショナル」の「プロ」は「プロセス」の「プロ」』、『3.「価値ある答え」は、「考えた答え」であり、「正しい答え」ではない』、『4.究極の自主性を目指して』という4つのポイントを軸に講話がありました。
参加した学生・教職員は、甲子園での激闘の映像を交えた長尾監督の情熱とユーモアあふれる講話に刺激を受け、時には会場全体が笑いに包まれながら、真剣な眼差しで熱心に聞いていました。

質疑応答では、参加者から次々と質問があり、長尾監督と参加者との間で活発な意見交換が行われ、大盛況の内に、講演会は終了しました。