5月19日(木)及び20日(金)、香川大学を当番校として、「平成28年度(第53回)国立大学教養教育実施組織会議及び事務協議会」がサンポートホール高松を主会場として開催され、全国52大学から213名が出席しました。

初日は、会議に先立ち、当番校の長尾省吾香川大学長の挨拶の後、神戸女学院大学 内田 樹 名誉教授の特別講演「大学教育は生き延びられるのか」が行われ、引き続き「国立大学教養教育実施組織会議」として、(1)「クォーター制等の導入・実施状況について」、(2)「学士課程教育における教養教育の役割について」、(3)「教養教育における国際化対応について」、(4)「障害学生を対象とした修学支援の現状と課題について」の各分科会が開催され、活発な意見交換が行われました。また、分科会と併せて開催した「国立大学教養教育実施組織事務協議会」では、(1)「IR等で利用する全学対象調査の実施方法について」、(2)「教養教育におけるe-Learning等ICT活用教育について」、(3)「全学共通教育科目の実施体制について」事例報告等を行いました。

2日目には、辻邦章文部科学省高等教育局大学振興課大学改革推進室専門官が出席し、当番大学の藤井宏史理事・副学長の挨拶の後、引き続いて全体会議が開催され、辻専門官から「最近の高等教育政策の動向について(学士課程教育の質的転換)」と題し、(1)「これからの教育で育てるべき力とは」、(2)「高大接続改革について」、(3)「「三つの方針」に基づく大学教育の実現について」に関する講演が行われました。その後に前日に開催した各分科会の報告及び協議題「これからの教養教育について」について、意見交換が行われました。