11月12日(木)、平成27年度後期第3回目のアドバンストセミナーを開催しました。

このセミナーは、本学学生に「最先端の研究の現場、リアルタイムな社会問題の現場を舞台として活躍する方々の取り組みをもっと間近で触れてほしい、その原動力となる熱意を感じとって欲しい。」との思いから開講された正課外の講座で、今回の講師に、柳 哲雄氏(九州大学名誉教授)を迎え、69名の学生、教職員が参加されました。

セミナーでは、里海の概念や重要性、健全な里海は人の手で陸域と沿岸海域が一体的に総合管理されること、豊かで多様な生態系と自然環境を保全することで私たちに多くの恵みを与えてくれること、健全な里海の保全・創出には、森・川・里・海の様々な場所において、人々が積極的に連携・協働して、継続的に里海づくりに取り組んでいく必要があることなどの説明がありました。聴講した学生からは、「海洋の環境問題を解決するためには多様な視点から取り組まなければならないことが理解できた」、「小学生からの地道な研究が【里海】という大きな成果となったことを聞き、研究は持続しなければならないことを感じた」、「このセミナ-で現地の住民(漁民)の意見を取り入れながら大きな成果を得られたことを聞き、フィールドワークの授業で現地の住民の意見を反映しなければならないと感じた」等アンケート結果も好評でした。

また、今後も下記の通り継続してセミナーを行います。当日参加も可能ですので、ぜひお越し下さい。(本セミナーは本学学生を主対象としていますが、教職員・学外の方も参加できます。)

開催日時 講師 テーマ
11月19日(木)
18:00~19:30
石橋良啓
(国土交通省四国地方整備局局長)
四国の防災・減災への取組と
社会資本整備の維持管理
12月4日(金)
18:00~19:30
坂根弦太
(岡山理科大学理学部准教授)
『小さすぎる原子・分子・電子の世界
~周期表のひみつ~』
12月10日(木)
18:00~19:30
中野裕介
(有限会社電マーク代表取締役)
メディアアートとネットメディア

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