10月22日(木)、吉村 太彦 岡山大学理学部附属量子宇宙研究センター 特任教授を講師に迎え、本学学生に「最先端の研究の現場、リアルタイムな社会問題の現場を舞台として活躍する方々の取り組みに触れてほしい」として、ノーベル物理学賞特別記念講演会『 ニュートリノで宇宙を観る -2015年ノーベル物理学賞の業績に因んで-』を開催し、69名の学生、教職員が参加しました。

講演では、小柴昌俊氏と梶田隆章氏らのノーベル賞業績がもつ意義を解き明かすため、ニュートリノについて素粒子の基本的な事項や電磁波、ニュートリノ等のミクロとマクロによる観測手段の歴史、宇宙というマクロレベルでの研究や岡山大学における取組等について説明があり、聴講した学生からは、「今回の講演で、ニュートリノとはどのような物質で、その物質に対してどのような研究を行っているのか知ることができて有意義だった」、「サイエンスの最先端に触れることができた」、「ニュートリノの研究成果を詳細に知ることができ、宇宙というマクロレベルでの研究、観測不可能な領域についての予測が理解できた」等アンケート結果も好評でした。