国際希少糖研究教育機構が、希少糖を使用する全ての産業に高付加価値素材として供給し、地域イノベーション・エコシステム形成プログラム等の推進により、新たなイノベーションの創出拠点となることを目指していること、約50種ある希少糖のすべてを生産できる技術を保有している世界唯一の研究施設であること、知的財産戦略に基づき、企業パートナーを選定し、ライセンス契約により強固な連携体制を構築していること、希少糖生産等に向けたパートナー企業の香川県内誘致にも成功していること、連携するパートナー企業を通じて国際的穀物メジャーとの連携も進めており、海外では北米向け食品用材料の製造拠点も完成していること、食品以外の分野において、医療・農業・工業等の新規機能性素材として希少糖を用いることで、産学官連携による地域への企業誘致や産業振興を目指していることなどが高く評価され、第12回地域産業支援プログラム表彰事業(イノベーションネットアワード2023)で文部科学大臣賞を受賞しました。

   地域産業支援プログラム表彰事業は、全国イノベーション推進機関ネットワーク(※)が、各地域における新事業・新産業創出を目的とする地域の特性に応じた 優れた地域産業支援の取組を評価することにより、地域産業の振興・活性化を喚起・促進することを目的に実施しており、文部科学大臣賞は、大学や高専等による地域貢献のための産学官連携の取組のうち、最も優秀な取組を表彰するものです。

   表彰式が、6月15日(木)に開催され、国際希少糖研究教育機構から秋光副機構長が出席し、賞状と盾が授与されました。

   また、6月16日(金)に、国際希少糖研究教育機構から片岡機構長、秋光副機構長、吉原機構長補佐、何森研究顧問が出席し、筧学長に文部科学大臣賞の受賞報告を行いました。

※全国イノベーション推進機関ネットワーク
   全国各地で地域発イノベーションの推進を担う産業支援機関や大学などが、文部科学省・農林水産省・経済産業省・関連機関の支援を受けつつ、共通認識の下で、全国的なネットワークを構築することを目指し2009年4月に発足。
   会員相互の情報共有、交流促進及び、共通課題の解決等に向けた活動や広域的な産学・産産連携の促進を図ることで、地域活性化の取組みを行っている。
(全国イノベーション推進機関ネットワークHPから引用)