本学の国際希少糖研究教育機構が、第12回地域産業支援プログラム表彰事業(イノベーションネットアワード2023)の文部科学大臣賞を受賞することが決定しました。

表彰名:第12回地域産業支援プログラム表彰事業(イノベーションネットアワード2023) 文部科学大臣賞

受賞者名:国立大学法人香川大学 国際希少糖研究教育機構

受賞事業:希少糖イノベーションの共創的価値化向上とエコシステム型の知の拠点形成

受賞理由:国際希少糖研究教育機構は、希少糖研究で世界をリードする香川大学の保有技術と研究成果を広く普及させ、地域振興から国際社会への貢献を果たす希少糖研究拠点として2016年4月に発足しました。
当機構は、希少糖の機能性をあらゆる分野で活用するために学術的アプローチにより価値と可能性を広く探求し、希少糖を使用する全ての産業に高付加価値素材として供給し、地域イノベーション・エコシステム形成プログラム等の推進により、新たなイノベーションの創出拠点となることを目指しています。
約50種あるすべての希少糖を生産できる世界唯一の研究施設であり、知的財産戦略に基づく企業パートナー選定やライセンス契約により強固な連携体制を構築し、パートナー企業の香川県内誘致にも成功しています。
食品分野においては、現在約3,500の食品に希少糖が利用されるなど大きな成果をあげています。また、連携するパートナー企業を通じて国際的穀物メジャーとの連携を進め北米向け食品用材料の製造拠点を海外に完成させています。
食品以外の分野において、医療・農業・工業等の新規機能性素材として希少糖を用いることで、産官学連携による地域への企業誘致や産業振興を目指しています。
これらの取組等が審査委員会において高く評価され文部科学大臣賞を受賞することとなりました。
 なお、2023年6月15日(木)に「TKPガーデンシティ御茶ノ水」(東京都千代田区)にて表彰式が開催されます。

主催:(一財)日本立地センター、全国イノベーション推進機関ネットワーク

後援:文部科学省、農林水産省、経済産業省、(国研)科学技術振興機構、(国研)農業・食品産業技術総合研究機構、(国研)産業技術総合研究所  (独)日本貿易振興機構、(独)中小企業基盤整備機構、 日本商工会議所、全国商工会連合会、日本経済新聞社、日刊工業新聞社

 ※1「地域産業支援プログラム表彰」について
大学本表彰事業は、各地の地域産業支援プログラムや支援者の質的向上および取り組みの普及を図り、より一層の地域産業の振興・活性化を喚起、促進することを目的に実施しています。
日本各地において、新事業・新産業創出を目的として地域特性に応じて多様な地域産業支援プログラムが実践され、様々な成果を上げています。全国イノベーション推進機関ネットワークでは、このような優れた取り組みを積極的に評価し、表彰することによって、さらなる地域産業振興・活性化を目指します。 
※2「文部科学大臣賞」について
大学や高専等による地域貢献のための産学官連携の取組のうち、最も優秀な取組を表彰するものです。
(※1、2 全国イノベーション推進機関ネットワークHPから引用)

  (全国イノベーション推進機関ネットワーク)
    https://www.innovation-network.jp/

  (経済産業省プレスリリース)
  https://www.meti.go.jp/press/2023/05/20230524003/20230524003.html