防災士を目指す学生&社会人の養成講座のリポート続報です!

2学期にはじまった「防災コンピテンシー養成講座」という授業では、各分野の専門家が自然災害や様々な危機への予防・対応について講義します。この科目は1学期の「防災リテラシー養成講座」と対になる科目で、この2科目を修了すると『防災士』試験の受験資格が得られます。

⇒1学期「防災リテラシー養成講座」の様子

この授業の担当者である長谷川修一教授(工学部・危機管理研究センター)いわく、「受講生はほぼ全員1学期の『リテラシー』も受講しています。防災士への関心の高さがうかがえます」とのことです。

 

◆第2回「被害想定とハザードマップ」

講義は、実際に公開されている被害想定とハザードマップを使って行われました。

香川大学周辺をはじめ、香川県の被害予測を真剣に見つめる学生たち。_DSC4547_r.jpg

これらの資料はどうやって作られているのか。どのように活用すべきなのかについて学びました。

講義後のアンケートでは、

「ハザードマップから読み取れることの多さにびっくりした」

「災害についてだけではなく、自分の住んでいる場所の情報を知らないといけない」

などのコメントが寄せられました。

一方で「ハザードマップをうのみにするのは危険ではないか」といった意見も。

これについて長谷川教授は「まったくそのとおり。ハザードマップはあくまでも想定にすぎません。重要なツールで活用すべきものですが、それに頼り切らず臨機応変に対応できる、そんな人材を育てるのがこの授業の目的です」と語っていました。

今後も防災コンピテンシー養成講座では、防災に関する正しい知識と技能を学んでいきます。


(リポーター:学務グループ 林裕樹)

 

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平成24年度「大学間連携共同教育推進事業」

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