平成24年9月、分散キャンパスを繋ぐ遠隔教育支援システムが各キャンパスに導入されました。このシステムは、学生のキャンパス移動の負担軽減や、時間に制約されない受講や復習を目的として、香川大学が独自に開発したもので、次年度からの本格運用を目指しています。

DSC4431R_r.jpg

今回のシステム導入に伴い整備された教室には、「遠隔授業型」と「アクティブラーニング型」があります。遠隔授業型は、授業の発信元から遠隔キャンパスの機器が操作できる点や、遠隔配信と同時に授業収録も可能である点などが主な特徴です。アクティブラーニング型は、隣接する3つの教室で映像と音声を配信することにより、一人の教員が複数の教室を同時に担当することができます。さらに、学生がディスカッションや発表など行いやすいよう、机を固定式から可動式に変更したり、ホワイトボードを大小多数取り揃えたりしています。

今回は、大学教育開発センターや総合情報センターなど部局横断型のプロジェクトチームを編成し、システム開発から導入までの作業を進めてきました。

プロジェクトチームの代表者である寺尾徹教授(アーツ・サイエンス研究院)は「現実にある問題点を解決することを重視して設計しました。遠隔キャンパスから来る学生と教職員の負担を少しでも解消して、新しい学びのあり方を広げる機会になればと思います。」と語っていました。

ICTを利用したアクティブラーニングが一層充実するよう、今後もプロジェクトチームの活動は続いていきます。

【遠隔教育支援システム導入教室】

キャンパス名 遠隔授業型 アクティブラーニング型
幸町北キャンパス 422教室 522、523、524教室
幸町南キャンパス PCルーム3  
林町キャンパス 4301教室  
三木町医学部キャンパス 大講義室A、看護305  
三木町農学部キャンパス DS304教室  
※看護305は収録のみ可能。