多彩な専任教員・講師が就任

本研究科の専任教員は、香川大学経済学部からの移籍教員と新たに採用した実務家教員によって構成されています。経営・会計領域のほか、地域科学・行政分野の優れた研究業績や実務業績を有する者からなります。実務家教員としては、企業の元CEOや大手メーカーのマーケティング・リーダー、官公庁の行政担当者などが揃います。さらに、各方面からの客員教授と講師を迎えています。行政関係では、香川県知事や高松市長をはじめ、四国財務局長や四国経済産業局長、四国地方整備局長等、国の出先官庁や自治体のトップが教鞭をとります。また経済関係では、四国各県を代表する企業経営者や全国企業の支店長等、大学関係では、慶應大学ビジネススクール、関西学院大学ビジネススクール、北九州立大学ビジネススクール、北海道大学大学院観光学院等の教授陣が講義にあたります。さらに、野村證券からの講師や提供講義などを用意して、プログラムの充実を図っています。

きめ細かな少人数教育と夜間開講

専任教員1人あたりの学生数は、1学年あたり3人程度です。このため、学生一人ひとりの問題意識に応じたきめ細やかな指導が可能となっています。また、アカデミック・アドバイザー制度を設け、入学時から学生の問題意識やニーズに沿った履修のアドバイスやプロジェクト研究の方向性を提案しています。
社会人学生とともに学ぶため、平日(月曜~金曜)は夜間に開講します(第1時限/18時20分~19時50分、第2時限/20時00分~21時30分)。また土曜日も授業に行うとともに、夏季などの休業期間に集中講義を実施するため、昼間のアルバイトと併行しながらの学習も容易です。

地域・産学官の連携を推進

産学官の連携を積極的に推進しています。(社)香川経済同友会との連携協力協定に基づいて、共同調査研究を行ってきました。また香川県・高松市との連携融合事業として、共同調査研究や教育研究に取り組んでいます。行政機関や経済界の協力を得ながら、地域活性化のために実施される地域政策を、より実効性あるものにしていくための提言を行っています。

世界で活躍するリーダーの養成

ハルビン工程大学と国際学術交流協定を結んでいます。今後、さらに海外のビジネススクールと交流協定の締結を進めながら、交流大学から講師を招いて講演会や特別講義を開きます。四国のみならず、他地域、さらに世界で活躍できるリーダーの育成を視野に入れています。

人的ネットワークづくり

現在、地域で特に求められているのは、企業や行政、NPOなどによる連携です。本研究科では、多彩な教員や講師陣に加え、学部卒業生と社会人という志を同じくする学生同士によって、貴重な人的ネットワークが形成されます。これは、講義でのグループ単位によるケースディスカッション、合宿や複数の学生によるプロジェクト研究、学生の主催によるシンポジウムなど、多彩な交流の機会が設けられているからです。