教育学部の若井健司教授が令和4年度香川県文化功労者に選出されたことを受けて、このほど筧学長に受賞報告を行いました。

    香川県文化功労者の表彰は香川県における文化芸術または学術の振興について極めて優れた功績のある者を表彰するものです。若井教授は、長年にわたり声楽家として国内外で演奏を行うとともに、地域で開催される大規模公演への出演や制作への参画などの芸術活動を重ね、芸術家として高く評価されました。筧学長から、一層の活躍とお祝いの言葉が述べられました。

    近年の代表的な演奏活動としては、オペラ「扇の的」の企画・制作。四国初海外オペラ公演をブルガリア共和国スタラザゴラ国立歌劇場から招聘により実現。ウクライナ第37回ヴィルトゥォーゾ国際音楽祭An die Freude【ソリスト】(リヴィウの聖ペテロ・パウロ神の砦教会にて)を務め、翌年、第38回にも出演。瀬戸内国際芸術祭2022 香川大学作品「瀬戸内の伝統生活文化・芸術発信プロジェクト」瀬戸内仕事歌&四国民話オペラ「二人奥方」の代表者として制作【企画・芸術監督・演出】を行いました。また、香川大学教育学部の副学部長として後進の指導育成に努め、香川県の文化芸術振興審議会委員をはじめとした県内の文化振興における要職を歴任するとともに、香川県が実施する舞台芸術の人材を育成する事業において中心的な役割を担い、四国における声楽分野の統括団体である四国二期会の理事長としても、オペラ、声楽コンサートの事業活動を牽引するなど、多岐に渡る功績が香川県の文化芸術の振興に寄与したと高く評価されました。

香川県HP:令和4年度香川県文化功労者及び香川県文化芸術選奨の決定について