香川大学は、JICA四国の協力のもと、1月8日(祝・月)から1月22日(月)の間、世界10カ国から計18名の研修員を受け入れ、日本の遠隔医療先進県である香川県の事例を通じて、遠隔医療サービスを活用した地域保健システムの改善に必要な施策や知識の習得を目指した研修を実施しています。

研修員は、大学病院の医師や保健政策に関わる行政官等、医療・保健分野の専門職であり、自国の医療体制の拡充や遠隔地での診療体制に課題を抱えています。本研修は、研修員が帰国後に、自国で展開できるような遠隔医療サービスの導入及び地域保健システムの改善に向けたアクションプランの策定を目標としています。

本研修は、香川大学副学長・医学部教授 和田 健司をコースリーダーとし、関東近郊で研修や視察を行った後、1月14日から22日の間、本学医学部での講義に加え、県内の病院・クリニック等を訪問し、地域における遠隔医療の安全な実践・運営に係る取組みを学びます。また、遠隔診療の実態を直に学ぶため、粟島を訪問し、診療の様子等を見学します。

香川県内の遠隔医療の取組みだけでなく、地域への医療貢献について注目される研修です。 これまではコロナウイルスの蔓延により来日研修が叶いませんでしたが、今年度は満を持して研修を実施する運びとなりました。この機会にぜひ取材にお越しください。

【研修日程】

日にち

時間

訪問先

1月8日~1月13日

関東近郊で研修

1月14日(日)

午前

中野うどん学校 倉敷市内

1月15日(月)

終日

香川大学医学部

1月16日(火)

午前

香川大学幸町キャンパス

(株)メロディーインターナショナル

午後

そごうクリニック(高松市、K-MIX-R活用事例見学)

さぬき市民病院(CTG iCTG活用事例見学)

1月17日(水)

午前

粟島診療所(三豊市)

午後

松井病院(観音寺市)

1月18日(木)

午前

高松市内訪問特別養護老人ホーム城山荘(坂出市)

午後

陶病院(綾川町)

1月19日(金)

終日

香川大学医学部

1月22日(月)

終日

香川大学医学部(アクションプラン発表、研修修了式)

【お問合せ先】
香川大学教育・学生支援部国際課 金子
TEL:087-832-1178
E-mail: kokusai-h@kagawa-u.ac.jp