令和5年10月12日、経済産業省顧問の平井裕秀氏をお招きし、香川大学金融人材セミナーが開催されました。平井氏は通商産業省に入省後、大臣官房総務課長、内閣官房内閣審議官、経済産業政策局長、経済産業審議官を経て令和5年7月から現在の経済産業省顧問を務められておられます。世界の経済に精通したご経験から、日本における産業政策や社会的課題について、最新の状況を分かりやすくお話しいただけました。

今回は18時20分からと夜開催にかかわらず、金融に興味を持ち熱心に学んでいる学生、大学院地域マネジメント研究科の大学院生や修了生など約65名が総合教育棟(DRI棟)11講義室に集まり、平井氏の基調講演「世界経済を巡る潮流と社会的課題について」に熱心に耳を傾けていました。基調講演では、経済課題として米中対立の激化、欧州における中国政策、中国の産業政策などについて、また気候変動問題、AIと雇用問題についてなどの様々な経済課題についてお話しいただき、最後には大きな課題はあるがそれを解決するところにビッグマーケットはあり、それらの課題解決に取り組んでいただきたいという学生(若者)に期待を込められた講演でありました。

平井氏におかれましては、ご多忙の中、本学セミナーにお越しくださったこと心より感謝しております。