3月15日(火)、イノベーションデザイン研究所では、「脱炭素化社会の実現に向けた研究動向 セメントコンクリート・建設業界・機械工学からのアプローチ」と題して、第2回シンポジウムを開催しました。

当日は、筧学長の開会挨拶、広島大学の河合教授による基調講演のあと、各専門分野の研究者などから、温室効果ガスである二酸化炭素の固定化や、排出抑制をテーマとした最新研究を紹介しました。

気候変動の原因となっている温室効果ガスは、経済活動・日常生活に伴い排出されており、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。

イノベーションデザイン研究所でも、この課題に取り組んでおり、今回のシンポジウムは、その成果発表に加え、温室効果ガスと気候変動の関係、気候変動がもたらす災害等を再整理する機会ともなりました。

大学や建設業界の関係者など、会場、オンラインを含めて、約100名の方に参加いただき、脱炭素化社会の実現に向けて、ひとつの要素技術にとらわれない、多面的なアプローチなどについて、見識を深める機会となり、活発な質疑応答なども行われました。

このシンポジウムを通じて、個々の研究者がもつ研究シーズが融合し、社会課題を解決するためのイノベーションのきっかけになることが望まれます。