2022年7月13日(水)にグローバルカフェセンター主催「第2回ミニ模擬国連」を開催しました。

   模擬国連(Model United Nations)は、実際の国連における会議を模して、議論、交渉し、決議を採択するもので、世界中の高校や大学で授業や課外活動として実施されています。約400の模擬国連会議が世界各地で開催されており、交渉力、ディベート力、スピーチ力を身に付け、国際的な問題の解決策の立案過程を体験できる教育プログラムとしても評価されています。

  今回は「SDGs4:質の高い教育をみんなに」をテーマとし、実際の国連における会議を模して行われる「ポジションスピーチ」「公式討議」「非公式討議」「決議採択」に12名が挑みました。12名(日本人学生6名、留学生6名)のうち、2名が事務総長および議長として司会進行と運営を担いました。他10名の学生は、インドネシア、エジプト、カナダ、韓国、チリ、ナイジェリア、日本、パキスタン、マレーシア、ロシアの代表者となり、自国(担当した国)の政策や歴史、外交関係などに照らし合わせながら政策の提案や交渉を行いました。

  その過程で、各国の代表者によって幾つかの決議案が取りまとめられました。過半数以上の賛成により、決議として採択されますが、今回のミニ模擬国連では、「資金を支援し合い教育の質を上げていくこと」「社会的地位ではなく、個人のスキルや才能を伸ばしていく教育を実現すること」「国境を越え教育を支援し合うこと」等の案が提出され、いずれも採択されました。

  香川大学において2度目のミニ模擬国連の機会でしたが、参加した学生からは「以前より緊張しなかった。」「初めてだったが、唯一無二の経験となった。」という声が挙がっております。今後も当活動の継続と発展が大いに期待されます。