取材日 2026年1月13日
Kadai SALON(会報第6号)
株式会社岡山リベッツ
副社長
大西 徹さん
(地域マネジメント研究科 2019年修了)

『Kadai SALON(会報第6号)』の誌面に掲載しきれなかったインタビュー記事をご紹介します!
地域マネジメント研究科を志望した理由を教えてください。
高校時代から「地域に根差した経済活動をしたい」という目標があり、早くからビジネススクールを併設している香川大学を志望していました。地元・岡山にも近い環境で、専門的にビジネスを学びたいと考えたからです。
地域マネジメント研究科ではどのような分野を中心に研究されていましたか?
マーケティングを中心に、人的資源管理や会計学など、経営に必要な要素を幅広く学びました。
社会人と共に学ぶ地域マネジメント研究科の環境はいかがでしたか?
学生同士だけでなく、経験豊富な社会人の方々と机を並べて議論できる環境は非常に刺激的でした。理論だけでなく、実社会の視点を取り入れた深い学びが得られたと感じています。
学生時代に最も印象に残っている出来事は?
地域マネジメント研究科1年次に「岡山イノベーションコンテスト」に出場し、大賞を受賞したことです。この時の企画が、後の起業の原点となりました。
大学生活を振り返って、どのような時期だったと感じますか?
「選択の自由」があり、自分で考えて動くことが求められる、人生で一番面白い時期でした。もっと色々なことにチャレンジしておけばよかったと思うほど充実していました。
学生起業した「BRアーティー株式会社」はどのようなサービスだったのですか?
アメリカの先進事例を参考に、クリエイティブ系のインフルエンサーとコラボしたデザイン開発・プロモーションサービスを展開していました。当時はまだ珍しい画期的なモデルだったと自負しています。
起業初期の苦労を教えてください。
当時は学内に起業ノウハウが少なく、都市部に比べて情報も限られていました。特にクリエイターと消費者の両方を集めるのが大変で、最初は自社コンペを開催するなど試行錯誤の連続でした。
事業が軌道に乗ったきっかけは何でしたか?
会員規模が1万人を超えたタイミングで法人案件が増え、関西の大手百貨店や芸能界とのコラボが実現したことで、収益も大きく向上しました。
M&A(事業売却)を決断した理由は?
当初は地方での活動にこだわっていましたが、より大きなキャパシティで勝負したいと考えるようになりました。「20代のうちに親和性の高い企業とM&Aを実現する」という目標を立て、2023年に京都のIT企業へバトンを繋ぎました。
起業を通じて学んだ「成功の秘訣」は何ですか?
「目の前のことに自分から動くこと」です。頭で考えることと現実は違います。がむしゃらに動いた結果として、後から大切なご縁がついてくることを学びました。
2026年2月から岡山リベッツの副社長に就任されました。現在の役割は?
実務のトップとして、選手のスケジュール調整からスポンサー営業、試合運営まで、チームマネジメント全般を統括しています。
過去最高の売上を達成されたそうですね。
はい。自ら足を運ぶ営業の重要性を改めて実感しました。これまでスポーツ支援をしていなかった企業や関東圏のスポンサーを新たに獲得できたことは、大きな自信になりました。
仕事をする上で大切にしているモットーはありますか?
「ちょっと無理をする」ことです。自分の限界を少し超えるのは大変ですが、その先にしか得られない結果が必ずあります。
ご自身のスポーツ経験は今の仕事に活きていますか?
小学校での野球や高校でのアイスホッケー(国体出場)など、スポーツに打ち込んだ経験は私の根底にあります。「地域に根差し、スポーツに関わりたい」という思いが今の原動力です。
岡山リベッツとしての今後の目標を教えてください。
まずは悲願の「優勝」です。岡山には複数のプロチームがありますが、まだどこも優勝を経験していません。香川での試合開催も含め、近いうちに必ず実現したいですね。
大西さんにとって「いい街」の定義とは?
「いいアートがあり、強いスポーツチームがある街」です。リベッツでの活動を通じて、岡山・香川をそんな魅力的な場所にしていきたいと考えています。
将来はどのような経済人を目指していますか?
中四国のご縁を大切にし、地元に貢献できる経済人になりたいです。今の仕事も一つのステップとして、一歩ずつ目の前の課題に向き合っていきたいと考えています。
現在の起業環境について、昔との違いを感じる点はありますか?
今は大学に起業部ができ、岡山にもベンチャーキャピタルが誕生するなど、チャレンジを支える環境が格段に整っています。非常にチャンスが多い時代だと思います。
現役大学生へのアドバイスをお願いします。
「大学生だから会える人」が実はたくさんいます。その立場を最大限に活用して、出会いの幅を広げてください。自分で考えて行動し、選択した実績を積み上げることが大切です。
最後に、香大OBとして後輩たちへメッセージを。
主体的に動けば、必ず道は開けます。情報の多い現代だからこそ、頭で考えるだけでなく、まずは一歩踏み出してみてください。応援しています!